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お知らせ

「プラットフォーム経済と持続可能社会」ワーキンググループの設置について

*English version here

この度新たな研究ワーキンググループとして、この春学期から始まるKGRI寄付講座とサイバー文明研究センター協力のもと、「プラットフォーム経済と持続可能社会 (The Platform Economy and the Sustainable Society)」が立ち上げることをお知らせします。

法務研究科教授とKGRI副所長を務める山本龍彦教授率いる本ワーキンググループは、技術的・社会的・人文的な視点を取り入れながら、プラットフォームの持つ可能性や機能、社会的責任について検討していきます。

GAFAを代表とするプラットフォームは、ビジネスから公衆衛生まで、様々な側面で急速に存在感を増しています。特にコロナ禍により、リモートワークやシェアリングサービスが浸透しその役割はより大きくなっています。プラットフォームは、現代の人々の期待や課題に対して、データやアルゴリズムを駆使して解決し社会の進歩に寄与できる能力を発揮しつつあります。しかし、こうした能力への期待が高まる一方で、フェイクニュースの拡散や誹謗中傷の横行、プロファイリングによるプライバシー侵害、経済市場における支配などの懸念も指摘されるようになりました。プラットフォーマーたちによる規範確立の現状を把握することで、本ワーキンググループは持続可能社会の視点からこの問題を検討していきます。

科学、経済学、経営学、歴史学、政治学、法学の分野からもメンバーを募り、学術横断的な研究ワーキンググループを進めていきます。

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