News

お知らせ

【開催案内】シンポジウム「個人データ保護のグローバル・マップ~憲法と立法過程・深層からみるプライバシーのゆくえ~」

 

シンポジウム「個人データ保護のグローバル・マップ~憲法と立法過程・深層からみるプライバシーのゆくえ~」
主催:慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート KGRI
慶應義塾大学KGRIサイバー文明研究センター CCRC
協賛:日本電気株式会社 NEC

本イベントは無事終了いたしました。ご参加いただいた方々には厚く御礼申し上げます。

開催趣旨

AI法制や個人データ保護法制をめぐる世界の動きは目まぐるしい。この“アジャイル(機敏)”な変化の方向性や可能性を予測するための最善の方法は、ある国家・地域の憲法ないしは憲法文化を知ることである。
こうした発想に基づき、NEC(日本電気株式会社)と慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)の共同研究グループでは、最新の制度の表層的な整理・叙述にとどまらず、各国のデータ保護法制の背景にある基本的な考え方や政治プロセスについて調査・分析・検討を重ねてきた。その成果の一つとしてこの春公表したのが、『個人データ保護のグローバル・マップーー憲法と立法過程・深層からみるプライバシーのゆくえ』(弘文堂)である。
本シンポジウムでは、憲法的価値とデータ保護法との関係、自己情報コントロール権とデータ保護法との関係を中心に、各国の担当者が報告を行い(第一部)、これを受けて、ロビイングを含む政治過程・立法過程についてパネルディスカッションを行う(第二部)。不確実性や複雑性が著しく増大するVUCA時代においてこそ、憲法理念や憲法文化にまで立ち戻り、本質を掴む意義が際立つ。本シンポジウムは、データ保護法制やAI法制に関心のあるすべての人に、未来予測のための確かなメソッドを提示することになるだろう。

 

開催概要
日時:2024年6月10日(月) 14:30~18:00 (開場14:00)  ※途中入退場自由
場所:慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール
参加申込:こちら    ※対面参加のみ
参加費:無料
言語:日本語

イベントポスターはこちら。

※お申込みいただいた方には開催日の2日程前に当日の案内メールをお送りしますので、そちらを必ずご確認ください。

プログラム

総合司会:小川有希子(帝京大学法学部助教)

14:30~14:40
<オープニング>
開会のご挨拶:山本龍彦(慶應義塾大学大学院法務研究科教授)
趣旨説明:山本健人(北九州市立大学法学部准教授)

14:40~16:10
<第一部>
「憲法とデータ保護法の関係」
14:40~15:00       【カナダ】 山本健人(北九州市立大学法学部准教授)
15:00~15:20       【EU】 堀口悟郎(岡山大学 学術研究院社会文化科学学域教授)
15:20~15:30       【ドイツ】 新井貴大(新潟県立大学国際地域学部国際地域学科講師)
15:30~15:50      【アメリカ】 瑞慶山広大(九州産業大学 地域共創学部地域づくり学科講師)
15:50~16:10      【日本】  田中美里(成城大学法学部法律学科専任講師)

16:10~16:20       休憩

16:20~17:50
<第二部>
パネルディスカッション 「データ保護法の『裏側』」
モデレーター:山本 龍彦(慶應義塾大学大学院法務研究科教授)
パネリスト:
山本健人(北九州市立大学法学部准教授)
尾崎愛美(筑波大学ビジネスサイエンス系准教授)
徳島大介(日本電気株式会社デジタルトラスト推進統括部ディレクター)
三澤真明(日本大学法学部政治経済学科准教授)
若江雅子(読売新聞東京本社編集委員)

17:50~18:00
<クロージング>
閉会のご挨拶:島村聡也(日本電気株式会社デジタルトラスト推進統括部長)

 

本イベントに関するお問い合わせ先
慶應義塾大学サイバー文明研究センター 担当:鈴木
admin@www.ccrc.keio.ac.jp